写真集 | 神楽坂春風庵 / 小笠原流煎茶道 - 日本文化サロン

写真集

「第33回東京大煎茶会」
無事に終えることができました。お越しくださいました皆様、本当にありがとうございました。お力添えくださいました皆様にも心より感謝いたします。

今回は辰年ももう暮れで、龍に対する想いを込めたお席でした。

コロナ禍で大変な頃は暇に任せて、龍のウロコばかりを彫って過ごしました。龍は架空の生き物と言いますが、それを「この世の流れ」ですとか「流行」のようなモノの比喩だと仮定して、その龍の流れに乗って皆で頑張っていこうと誓ったものです。辰年を見送る今、それらを改めて振り返りました。

それで龍をあいこちにちりばめ。龍の（もとい龍似のパイソンの）体を型にとって乾漆で作った茶合や、自分で彫った龍の瓶床、五人毎の目印として机の外に付けたタツノオトシゴちゃんなど。ですからお菓子は〝龍が飛び立つ際に起こる波〟なのです。

万葉集に龍神（わたつみ）が出てきます。それが語源になって、ワダツミとは海の神様更には海そのものをさす言葉になりました。それをお菓子の銘に。

龍は心強い神ですが、異なる側面から見たら〝荒ぶる神〟でもあります。物事を成し遂げるため周囲が見えなくなる、私達もそうなりがちです。そんな時大切な考え方が「和敬清閑」、心身の余裕です。何より己に対する戒めとして、このお軸を掛けさせて頂きました。

何かと行き届かず恥ずかしい限りです。
それでも無事終わりました事、本当に安堵しています。
この度も皆様本当にありがとうございました。

#神楽坂 #春風庵 #煎茶道 #茶会 #小笠原流煎茶道 #東京大煎茶会

「助け合い」
お仲間が、体調が悪いのに茶会の花を買いに行ったという。その花もきっともう咲き開いてしまっている頃だろうと、友人と2人でそれぞれ花屋を巡る。無駄になっても仕方ないので、もしもの時のスペア（もしくはスペアのスペア）をコッソリ用意しようと。

その相談を春風庵近くのおしゃれ花屋さんにしたら、今朝早朝市場に探しに行ってくれて、希望の品種の花を探し出してきてくれた。本来12月半ばに出回る花を、どんなに苦労して探してくれたのだろうととても嬉しく思う。色々な人たちがそれぞれ想いあって人のために色々してあげたりくれたりしている。お茶をするというのは、こういう部分が良い。

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「一輪挿しだけに一輪だけ」お点前

「一輪挿しだけに一輪だけ」
お点前の棚に一輪挿しを置き、一輪だけ小さい花を飾る事がある。そのためにお庭を歩いて今咲いている小花達を探す。これだけ見つかったので、当日の朝にどれが一番きれいか、その場に相応しいかによって、この中からほんの僅かが選ばれる。

どれを選んだとしてもお茶会にいる全ての方にとって一期一会。最初で最後の花、最も相応しいものが選ばれると良い。先生は他にも声を掛けたと聞いたから、他の先生も持って来られだとしたらこれら全部不採用かもしれない。

どれが選ばれたとしても、選ばれなかったとしても。きっと私はこっそり、嬉しかったり可哀想になったりするだろう。友人に飼っていたメダカや金魚が死んでしまうと悲しんで大変な人がいて、「良い人で何よりだが、困ったもんだ」と思っていたが、私もたいがいである。

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「可視化するとわかること」お茶会

「可視化するとわかること」
お茶会の水屋の動きは、表のお点前さんの動きと合わせる。ただ、大抵水屋からお点前など見えないので、それを伝える役の人がいるのだが。そう上手く伝わらないし見間違いも多い。

そこでお点前を秒刻みで書き出し、時間を全て暗記してしまおうと思った。そうして見てみると、一煎目と二煎目の間隔や、始まってから一煎目が出るまでの時間など、何となく感覚でイメージしていた時間と随分違うことがわかる。

よく「見えなくても普段お点前してる感覚で淹れるから大丈夫」と、張り切ってる割には間に合ってないケースを見るけれども、原因はこれかさもありなん、と納得した。自分だけできたら良いわけではなく、きちんと人に説明できるのが私の役目なのでこの度もやってみることで本当に良い学びになった。

#神楽坂 #春風庵 #煎茶道 #茶会 #学び

「茶会の準備」
もうじき茶会が始まる。全日本煎茶道連盟が主催する恒例の会で「東京大煎茶会」という。たくさんの煎茶道流派が集まり同時にお席が催される。私たちの流は、11/16 関東総支部というブロックが担当するお家元席である。

あちこちから集まる皆様のお道具が一旦春風庵に集まり、会場に運ばれる。荷物で茶室が狭くなってくる度「あゝ年も暮れてきた」と実感する。茶会の稽古や大型荷物の受け取りや荷造りに追われ、今月は大好きな研修参加も危ぶまれる。完売したはずの茶券が手違いで2枚でてきた。

さて、お席のお菓子。
最近他のお流の先生方に「毎年お菓子がいつも面白いので楽しみにしていますよ」とお声がけされる。ご自分のお席で忙しく他の席に入ることができない他のお席の方から「茶券と引き換えにどうしてもお菓子を是非」とご要望がくる。誠に職人の方々のお陰様である。

今年も色々思案する。思案する思案する。乞うご期待

#神楽坂 #春風庵 #お稽古 #茶道 #煎茶道 #和菓子 #茶会

ハヤトウリの花
以前、音羽画廊さんの茶会で盛り物「閑窓清友」に使ったハヤトウリ。そのあとお庭の端に埋めておいたらモジャモジャ。あまりきれいな感じではなく、ジャックと豆の木の豆のように5メートルほどのツルになった。そして今、花が咲いている。来月の茶会までに実がなるのは無理だけれど、嬉しい。

自分で育ててみると発見が多い。

#神楽坂 #春風庵 #煎茶道 #植物 #庭 #盛り物 #花材

懐かしのアイテム出てくる。
昔々、初めて東慶寺でお茶会をさせて頂いた折に。座礼でお客様がお座りになる５人毎に置く印です。お寺の鐘を真似て紙で何個も手作りしたのでした。懐かしい。今後お寺でお席をしないとこれは登場しないでしょう。

#神楽坂 #春風庵 #煎茶道 #茶会 #回想

「懐紙入れを入れる」お茶席ににじ

「懐紙入れを入れる」
お茶席ににじって入りたいのに、懐紙入れを小脇に挟むと上手くにじれない。

本来最低限懐に入るものだけで事足りるが、大寄せなど、荷物を預ける際に「貴重品はお持ちください…」と言われるためそういうものや携帯など預けられないものが困る。小荷物を帯の太鼓の中にしまう手があるが、あまり品の良いように見えない。

そこで、最低限のものしか入らない、横幅24センチのこんな物を探す。数寄屋袋サイズだがなかに懐紙入れや携帯をしまい持ち手を引っ掛けて持つと、にじれるし、とても目立たなくて和室でも許されそう。少し使ってみよう。

#神楽坂 #春風庵 #煎茶道

昨日は関東合同稽古お点前チーム、

昨日は関東合同稽古
お点前チーム、春風庵にお越し下さいました。7回もお稽古して、皆様クタクタですが、得るもの多き疲れで心地いいです。

#神楽坂 #春風庵 #お稽古 #茶道 #煎茶道 #稽古

大事なお客様に
梅花亭井上さんの長明菊をお願いする。ハサミ細工の和菓子

#神楽坂 #春風庵 #煎茶道 #和菓子 #体験会

過日の夜の席海外の方向けのおもて

過日の夜の席
海外の方向けのおもてなしのプロの方々が春風庵にお越しになった。今日はこちらがおもてなしするのだけれど、皆様お仕事のお話しが楽しくてついつい色々お尋ねしてしまう。お楽しみ頂いているつもりが、お会いできて一番楽しいのは私だったようだ。

お菓子は梅花亭井上さんの「長明菊」、盛り物は「風月三昆」風流な三兄弟である。あえての菊づくしに。

#神楽坂 #春風庵 #煎茶道 #盛り物 #体験会

モロッカン袱紗ばさみスベスベ生地

モロッカン袱紗ばさみ
スベスベ生地気持ち良い。

#神楽坂 #春風庵 #煎茶道 #その他

芦屋家元研修
最近、同門の催事で沖縄や宇治など遠出が多い。今月は終わりかと思っていたら失念していた、毎月恒例の研修会。月3回も遠出は流石にきついと思いながら、新幹線で飛んでゆく。

自分のお茶室では今、来月の茶会の準備や稽古でごった返している。お点前の方、初めてお運びの方、初めて水屋お茶淹れの方、入ったばかりでお客様になる稽古の方、茶会不参加で通常の稽古希望の方。茶券の販売、整理券作り、和菓子のデザイン、担当表のアレコレなど。そこに飛び込む、茶室の改築の会議、商談、寝る暇がない

今回の研修はそれとは全く違う３つの点前で、焚くお線香の通り道さえ違う。混乱しないかと心配しながら参加する。でも

やはり、できる方々とご一緒の研修は楽しい。知的好奇心が刺激され、心が自然と整う。香羽の拝見など、流れがスムーズだとそれは風情のある素敵な世界。研修にして擬似茶会な気分を味わえるのは本当に有難い。

体験して自分が嬉しい順は、
お茶会のもてなす側＞研修＞ひとりで修行＞お茶会のお客様なのだから、人とは不思議なものである。

#神楽坂 #春風庵 #お稽古 #茶道 #煎茶道 #研修

ホトトギス満開
台湾系のホトトギスが庭の一角で満開。沢山すぎて、写真におさまりきれない。花弁の先の方が青に近い紫色。普通のホトトギスのような紫のドットは少なめ、葉が小ぶりなので、一輪挿しにさすとバランスが良く、姿が美しい。

#神楽坂 #春風庵 #煎茶道 #植物 #庭

「お寺✖️怪談✖️琵琶」
お寺で、琵琶で怪談をするという。夜の回はそれは怖そうだと思い、シオンさんと参加する。琵琶、語り、笙。暗闇に紅い和蝋燭が灯る中、静かに進んでゆく。

演目ごとに違う琵琶、「耳なし芳一」の上手く言えないが弦が少し緩そうな音色がとても怖く、隣の座布団にひょっとしたら平家の方が座っていそうで隣が見られない。

笙の美しく優しい独奏を聞いていて、「人が神様に届けと願い奏でる音は、皆パイプオルガンのような和音になるのか」などど、考えてみたりする。

相変わらず千山ユキさんの重低音なのに通る歌声も、あんな大きなバチなのにそこから奏でられる繊細な音も感じ入るばかり。万人の足を何故か痺れされるあの悪魔のような、お寺のフカフカ座布団も相まって素晴らしい怪談ワールドであった。

#神楽坂 #春風庵 #煎茶道 #課外授業

お点前で使う一輪を。連れてきた。

お点前で使う一輪を。
連れてきた。棚に置いてみたら、上から飛び出てしまう。それでも可愛いこれ以上咲きひろがらないクレマチス

#神楽坂 #春風庵 #煎茶道 #植物 #庭

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